ケモミミPJT:MiMi-Drive NNK製作記録
- HATAQ
- 3月17日
- 読了時間: 7分
ケモミミプロジェクト・MiMi-Drive NNK は、サクラ革命のキャラクター、美瑛ななこちゃんの耳型カチューシャをモチーフにした、Bluetooth 操作可能なケモミミカチューシャです。本ブログでは、その製作過程について紹介します。完成後メカMiMi-Driveもできましたので、動画はそちらになっています。
1. プロジェクトの背景と目標
インスピレーション: サクラ革命の美瑛ななこちゃんの公式漫画にあったぺたーん耳を再現したいと思ったのと、現状あるミミカチューシャの動きが、いまいちだったことが動機です。自分じゃ着けないのに何故造ったんだという突っ込みはなし。だって面白そうじゃん!なのです。
目標: サーボ動作するミミを作成し、Bluetooth 経由でパターン動作ができること。
2. 使用する部品とツール
ハードウェア:
ESP32C3
ESP32というマイコンを搭載したaruduino互換moduleで切手サイズでwifi BLEを搭載出力Pinがaruduinoより少ないですが、今回のプロジェクトには足りそうです。
サーボモーターSG90(のパクリ品)
定番小型サーボ、本家のほうが静かにスムーズに安定して動きます。本番は本家TowerPro製を使いたい。
カチューシャ
ダイ○ーの100円
3Dプリンタフィラメント
電子部品少々:スイッチ、ユニバーサル基板 etc
シール付きベロア生地
ソフトウェア:
Arduino IDE
FreeCAD
Bluetoothアプリ(LightBlue、Serial bluetooth Terminal)
道具など:
パソコン
半田ゴテ
3Dプリンタ(XYZプリンティング、da Vinci Pro1.0)
3. 製作過程
設計: 耳のデザインと3Dモデルの作成
市販のミミは横方向に動くということで、目指すぺたーんができませんので、3Dプリンタでリンク構造を作成します。
リンクはサーボを見えづらくするため採用。
ちなみに4節リンクを使用するんですが、グラスホフの定理(グリューアーの公式)ってのを知りました。リンクを考えるとき参考になります。
少ない動きでぺたんとすることができます。
今回はミミの反り形状にこだわり新しいコマンド、加算ロフトをやっとマスターして作製しました。
ミミ部分はシール付きベロアを使用。黒、白、オレンジを重ねて作成しました。
ミミ表 ミミ裏
ユニットは帽子で隠したいところ。 組み立て:
直接動作用にボタン2つと、サーボを2つ接続するための基板を作製。
こんな感じ、アンテナが別付けですが無くても2mくらいは大丈夫とのこと 貧乏人なので、ESP32C3は取り外しで別にも使えるようにしました。
最初無線が使えなかったので、動作確認用ボタンを追加しています。
ESP32C3 用のスケッチはAIと対話を重ねてほぼ作っもらいました。
BLEの動作が、最後までできなくて、公式wikiのサンプルでやっと動いたので
あとは、動作部分のデータとAIに合わせてもらい、なんとか解決しました。
てか、ここまでできるAIすごくないですか。めちゃ助かります。
スケッチはこちら
テスト:
動作状態は動画をご覧ください。メカMiMi Driveが完成。意図的ではないですが白黒にしたミミが意外といい感じ。
機構部分はNNK Verと同じ外観を新設
4. 動作の紹介
現状、MiMi Drive は以下の4種類の動きを実現しています。
bluetoothの操作番号とも一致しています。電源投入時、右、左、ぺターンとなります。
起動 :起動時に片耳ずつ倒し、両耳を倒します。
ピコン :20度耳を立て2秒キープ 信号1
ビビクーン :前にビビビ後ピーんとなる 信号2
ぺターン :前にぺターンと倒す 信号3
通常 :前にぴくぴく2回 操作しなくても15秒程度に1回動く
5. Bluetooth 操作の説明
操作手順: 各bluetoothシリアル通信アプリとbluetooth接続したのち、UTF-8形式で数字を送信すると動作します。
6. 今後の展望
改良点
耳の動きのバリエーション追加
2軸化により横の動き追加
リアル系ケモミミ
追加したい点
センサーを使用した自動反応機能
まとめ
MiMi Driveは、実際作ってみてそれっぽい動きをするので気に入っています。ひとまずベース作製は完了です。次の機会には、リアル系ケモミミ完成披露したいところです。
あとしっぽも作りたいレゲット向けに作っていたので、テイルズをモチーフ予定でした。MEGA SP(しっぽ)も今後作成予定。
このプロジェクトを見て、ちょっと使ってみたいのだけど~とか、自分にも作って~という方いらっしゃいましたら是非声かけ下さいませ。ケモキャラクターの耳を現実世界に再現し、Bluetooth で操作できるこのプロジェクトをぜひ試してみてください。
あと地味にケモミミカバー作ってくれる方募集中です。
感想コメントがやる気につながるので簡単に一言お願いしまーす。
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