LCDディスプレイ及びドライバボード
- HATAQ
- 2023年12月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年1月28日
レトロゲーム機Handyタイプを作成するために必要なディスプレイ。今回はHANDY FCを作成するにあたって検証したディスプレイについての選考、改造過程について紹介します。
4:3のLCDディスプレイ、レトロゲームで遊ぶにはこの画面比率が必須。小さくコンポジット入力に対応したものは意外と少ないです。今後の使用も含めて検討しているのは以下の3点です。でもその前に
まずはお約束の、ぴんぽ~ん。注意事項です。
注意事項1:バッテリーの接続を間違えることで、モジュールの破損はもちろん、取り付ける本体を破損させる可能性があります。また、Li-ionバッテリーは発熱、最悪発火もあります。その辺はご理解いただいたうえで、自己責任にて工作をお楽しみください。
注意事項2:著者は電子、電気に関する知識はネットでの独学ですので、間違いなどもあります。優しく指摘していただけると助かります。
注意事項3:本ブログを元に実施された工作で発生した被害、損害に関しては一切責任を取れません。自己責任で実施をお願いします。
今回比較するのは以下の3製品
4.3inch 3.5inch 5inch の各ディスプレイです

左の2つを分解すると以下の通り

両方とも基板は極めてコンパクトです。

それでは各サイズのインプレッション
5インチディスプレイ
640x480のRGB入力もできるディスプレイ、発色も個人的には満足できるレベルです。コンポジット入力もでき解像度も〇。以下2製品と比べてもくっきりしています。。少し高コスト。基盤が複数種類あるっぽく。各種端子が基板直付けのものと、ケーブル接続のものがあり前者の方が安価な設定。どちらも筐体に収めるために、コネクタ取り外しで省スペース化が可能ですが、型端子は取り外しも大変と考え後者を選択した。
海外サイトで5V化の方法もあったので試したところ、5V⇒12V昇圧回路を使用したときよりノイズが減り駆動電力も少なく5V2Aで安定して起動できるようにりました。
改造方法ですが"ZJ050NA-08C(今回購入した商品ページにあったボード名) 5V"で検索した結果、海外コミュニティに画像がありました。ボードが何種類かあるのでよーく見て同じかどうか確認しましょう。
4.3インチディスプレイ
カー用品向けダッシュボード設置タイプのディスプレイ、コンポジット入力対応で12V電源ですが、低圧での駆動が可能です。16:9ですが、設定変更で4:3に切替可能。下記3.5インチより比較的安価に購入でき、搭載幅に余裕があれば採用も可?4:3に変更したときのサイズは、下記3.5インチよりわずかに大きくなります。
画質は、にじみがみられ、5インチのものよりは良くないです。
3.5インチディスプレイ
こちらもカー用品ですが。4:3対応でスペースが最も少なく加工できます。
こちらは5Vで駆動。駆動させた記事はこちらです。
画質の比較は
左から5inch 4.3inch 3.5inch の順です。



スマホカメラで撮り方もいまいちなので明るさ調整ができてなく比較しづらいかもしれませんが、5inchはくっきり感あり、4.3inchの4:3モードはぼんやり気味、3.5inchは滲みあり、といったところでしょうか。
総合的には画面サイズ、画質共に5インチが良いのですが、8000円前後と価格がネック、4.3インチが2000円前後ということを考慮すると、省サイズ、スペースに余裕があれば、こちらを選択するのが無難なところと感じています。3.5inchは省スペースの場合にといったところでしょうか。
以下、さらにまとめです。
5inch | 4.3inch | 3.5inch | |
表示範囲(縦x横) | 94x76mm | 69x54mm (4:3モード) | 67x52mm |
画質 | ○ | △ | △ |
価格(2023年12月時点) | 7000~9000円 | 1600~2400円 | 2500~3000円 |
いかがでしたでしょうか、選択時の参考になれば幸いです。
疑問点があれば、コメントにて回答しますので聞いてくださいね。
以下は購入元のリンクです。

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